<SCORPION MONTH 2014>のクライマックス。Azumiさん、土岐麻子さん、安東弘樹さんらが花を添えたABARTH尽くしの<SCORPION DAY>をレポート!!

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今年も蠍座の月に合せて、約一ヶ月に渡り繰り広げられたABARTHブランドの祭典<SCORPION MONTH 2014>。そのクライマックスとして、3連休の中日となる11月23日(日)に、代官山T-SITEで<SCORPION DAY>が開催された。
 

代官山T-SITE・駐車場を埋め尽くしたABARTH達
 

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この日は代官山T-SITEが一日ABARTH(アバルト)一色に!朝7時からは代官山蔦屋書店の名物企画、<モーニングクルーズ>ABARTHスペシャル版を開催。クルマ好きが愛車を持ち寄るこの早朝ミーティングでは、早朝にもかかわらず会場に次々とABARTHが乗りつけ、開始時間となった7時には会場入り口に何台も列が出来る状態に。120台収容可能な駐車場は都内や川崎、横浜ナンバーの方々を中心に、伊豆や宇都宮、群馬など遠方からの参加者も加わってすぐに一杯になり、オーナーの方々は互いに談笑したり愛車の写真を撮影したりして親交を深めた。

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(左下)FIAT ABARTH 750 DERIVAZIONE(デリヴァツィオーネ)/(右下)FIAT ABARTH 750 GT ZAGATO(GT ザガード)
 

参加頂いた方の中には、ABARTHのコード名SE038として開発された『LANCIA DELTA S4(ランチアデルタS4)』や、『FIAT 124 ABARTH RALLY(フィアット124 アバルト ラリー)』をはじめとする、普段はなかなか見ることの出来ないレアな車種のオーナーさんも。愛車と共にイベントに参加されていたオーナーさんにお話をうかがった。
 
 

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福田さん
車種:LANCIA DELTA S4(ABARTHコード:SE038)(85年)
中学生の時に初めて見て以来、憧れていたんです。87年の東京外車ショーでしたね。手に入れてから、現在一万キロぐらいです。グループBのベース車ということで覚悟して乗ったんですけれども、意外と普通に街乗りにも使えます。ただ、飛ばしていくとそれなりに面白い感じもあるという。印象的な思い出としては、「同じクルマに乗っている人がほとんどいない」というのはありますね。でも、クーラーも使えますし、意外と普通に乗れるんですよ。
 

ABARTHを身近に感じられるブースの登場
 

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また、代官山T-SITEの3箇所にABARTHが6台展示され、来場者は思い思いに覗きこんだり、実際に運転席の感触を確かるなど様々な車種に触れることが出来た。中でも入口前に展示されていた、トーク・ショーにも出演くださった眞貝知志選手の名前も入るmuseo CINQUECENTO racing team(ムゼオ チンクエチェント レーシング チーム)所有のABARTH 500 RALLY R3Tは注目の的。また、隣接する代官山蔦屋書店内にも、<SCORPION DAY>に合わせてABARTH関連の書籍が並び、会場全体にABARTHの魅力が凝縮されていた。
 

スペシャルなゲストが次々と登場したトーク&ライブ・ショーケース
 

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そして夕方からは、GARDEN GALLARYにてトーク・ショー&ライブがスタート!まずは元『Tipo』の編集長でモーター・ジャーナリストの嶋田智之さん、現役ラリーレーサーの眞貝知志選手、自動車ライターの武田公実さんが登場し、ABARTHの魅力や、ドライビングテクニックについて語るトーク・ショーが開始。クルマを早く走らせる秘訣は「基本を忠実にこなすこと」として眞貝選手がコメントした正しい荷重移動の方法を操ることの大切さや、それを補足する嶋田さん&武田さんの詳しい解説も相まって会場はヒート・アップ。終盤には眞貝選手から、全日本ラリー選手権における来シーズンの優勝宣言まで飛び出した。
 

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続いて登壇頂いた『アッコにおまかせ』『ひるおび』などでお馴染み、TBSアナウンサーの安東弘樹さんは、嶋田さんの進行でカー・ライフからABARTHの魅力までをトーク。実は安東さん、相当なクルマ好きで、海外と日本のドライブ文化の話なども交えつつ、自身も北海道への長距離ドライブの話など興味深いエピソードを次々に披露。「ずっとクルマを走らせていたい」という発言に、思わず嶋田さんが「安東さんのイメージが変わりました」と唸る一幕も。『FIAT 500 Twinair Sport Plus(フィアット 500 ツインエア スポーツ プラス)』を愛車とする安東さん、ABARTHについてはキュートなルックスと相反する本格的な乗り心地が生み出す魅力をドイツ車などと比較した他、届きそうで届かない「永遠の憧れ」として、『巨人の星』などを引き合いに出してユニークな視点でその魅力を語ってくれた。
 

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また、iPadをステージ奥の壁に向けて投げるアクションを行って、写真を投影する会場インスタレーションには数多くの来場者がトライ!これまでのABARTH関連写真のアーカイブをはじめ、当日会場内であらかじめ撮られた写真、すぐそこで撮られたばかりの写真などが次々に投影され、バリエーション豊富な画像が終始イベントに彩りを添えていた。
 

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そうしている間にすっかり日も落ちて、ガラス張りのGARDEN GALLARYは代官山T-SITEのイルミネーションも楽しめるいい雰囲気に。いよいよAzumiさんと土岐麻子さんによるライブが始まった。
 

今年でデビュー15周年を迎えたAzumiさんは、キーボードにSWING-Oを迎え、お馴染み“LIFE is MUSIC ~ I Got Rhythm”でライブをスタート。スウィングするジャズに乗せて「踊ろう/ステップなんて間違えてもいい」と歌うと、会場いっぱいの観客も手拍子で迎えて早くも一体感が生まれていく。続いて「星にまつわる曲をやろうと思います」というMCで始まったのは“時をかける少女”。後半は印象的なピアノ・フレーズで始まったWyolicaの“Mercy Me~いつか光を抱けるように~”で観客がうっとり聴き入ると、ラストは “さあいこう”で自然発生的に手拍子が巻き起こる大団円。過去から現在までをかろやかに横断するAzumiさんの姿が印象的なステージだった。
 

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そんな会場の温かなムードを引き継いで、土岐さんはリリースしたばかりのアルバムから“Stardust”でライブをスタート。イベントを前に<MAKE YOUR SCORPION>に挑戦したことなどクルマにまつわるMCを挟むと、次はやわらかな歌声が際立つレッド・ホット・チリ・ペッパーズのカヴァー“Carifornication”も披露。続いて “Christmas in the City”を挟むと、大ヒット曲“Gift 〜あなたはマドンナ〜”では、アコースティックギターの音色に合わせて会場に大きな手拍子が生まれ、アーティストと観客の距離が近い、この日ならではの親密さが会場を覆っていく。鳴りやまない拍手の中登場したアンコールは“City Lights Serenade”。街の光を星座に見立てたこの曲は、代官山T-SITEのイルミネーションとの相性も素晴らしい印象的なクライマックスとなった。
 

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最後は公私共に親交が深いAzumiさんと土岐さんが揃ってステージに登壇してのMCタイムで閉幕。終演直後にAzumiさん、土岐麻子さんに頂いたコメントにも、そんな当日の雰囲気が凝縮されているので、こちらもぜひチェックしていただきたい。

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Azumiさん:
過去に出させて頂いたイベントと比べても、それぞれお客さんやイベントの雰囲気も違うように感じますが、今日は代官山という場所柄なのか、より音楽が好きな方も多いようにも感じました。クルマや音楽など色々なものを好きな方が集まってくれていましたよね。クルマを好きな方でこれをきっかけに私たちの音楽を知ってくれた方もいたでしょうし、私たちの音楽を好きな方でクルマを知ってくれた人もいるでしょうし、これからもそうやって広がっていけばいいな、と思います。

土岐麻子さん:
<SCORPION MONTH>の音楽イベントとしては、昨年に続いてもう2回目とあって、お客さんもノリがよくて、積極的に楽しみに来ている方が多い、いいイベントだなと思いました。トーク・イベントの時もライブ・イベントの時も、興味を持ってくださっている感じがすごく伝わってきましたし。クルマのイベントでも、クルマと音楽を越えた何かがまた出来そうな感じがする、そんな印象を受けました。
 

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クルマ好き、音楽好きなど様々な人々が同じ空間に集い、クルマのある生活やその日々に彩りを添える音楽を楽しんだこの日は、ABARTHが生み出す様々な人と人との繋がりを感じられるイベントだった。大盛況の中幕を閉じた<SCORPION DAY>、そして今年の<SCORPION MONTH>。来年の開催もぜひお楽しみにしていただきたい。

 
Event Information
土岐麻子ワンマンライブ
<TOKI ASAKO 10th ODYSSEY ソロ・デビュー10周年 感謝祭!!>

2014年12月6日(土)ビルボードライブ大阪
2014年12月11日(木)名古屋ブルーノート
2014年12月20日(土)恵比寿The Garden Hall SOLD OUT

詳細はこちら>>http://www.sma.co.jp/news/detail/s/40884
 

Azumiワンマンライブ
TOKYO ROUND ABOUT -OUR FAVORITE BOURBON MAKER’S MARK-
「Love Lounge vol.4 〜Chrithmas Special〜 」

日程:2014年12月24日(水)
時間:OPEN 19:00 / START 20:00
場所:Shibuya NOS ORG
ゲスト:社長(SOIL&”PIMP”SESSION) / DJ KAWASAKI

詳細はこちら>>http://www.azumiweb.com/